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国産材コラム

回転しながら夢見る

その日ぐらし

前回ご紹介しましたRXPO’70三菱未来館のパンフレット「50年後のあなた」につきまして、今回は「住宅」の分野です。以下抜粋です。

 

「未来の住宅は一生のうちで唯一の財産という所有物的な考えはなくなる。交通便利な筒形の住宅に住み、内部は無駄なく機能的に整備されている。住宅の支柱は、一日ゆっくりと回転しているので、どの部屋も日当たりや風通しが悪いということはなく、同じような生活環境が与えられる。人間は、仕事が終わってから、本来の住宅的イメージを求めて、郊外の別荘などに移って行く」。

 

以上です。前回の「オフィス」を重ね合わせますと、我々の一日は、回転しながら起床し、ラッシュ知らずの伸縮自在型高速通勤列車で通勤。電子ビジネス装置のボタンを押しての4時間勤務。仕事が終わったら本来の住宅を求めて郊外へと赴く・・・。もう回転式筒形住宅いらんやんと思わなくもないです。

 

でも良かったです。国産材住宅推進協会の活路は残されていました。ただし郊外に限りますが。

 

(2022年木族10月号より)

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