国産材コラム

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「その日ぐらし」コラムの記事一覧

回転しながら夢見る

その日ぐらし

前回ご紹介しましたRXPO’70三菱未来館のパンフレット「50年後のあなた」につきまして、今回は「住宅」の分野です。以下抜粋です。

 

「未来の住宅は一生のうちで唯一の財産という所有物的な考えはなくなる。交通便利な筒形の住宅に住み、内部は無駄なく機能的に整備されている。住宅の支柱は、一日ゆっくりと回転しているので、どの部屋も日当たりや風通しが悪いということはなく、同じような生活環境が与えられる。人間は、仕事が終わってから、本来の住宅的イメージを求めて、郊外の別荘などに移って行く」。

 

以上です。前回の「オフィス」を重ね合わせますと、我々の一日は、回転しながら起床し、ラッシュ知らずの伸縮自在型高速通勤列車で通勤。電子ビジネス装置のボタンを押しての4時間勤務。仕事が終わったら本来の住宅を求めて郊外へと赴く・・・。もう回転式筒形住宅いらんやんと思わなくもないです。

 

でも良かったです。国産材住宅推進協会の活路は残されていました。ただし郊外に限りますが。

 

(2022年木族10月号より)

未だに夢は夢のまま

その日ぐらし

自他共に認める昭和オタクの私ですが、EXPO’70の三菱未来館のパンフレットの内容が面白いのでご紹介したいと思います。

 

「50年後のあなた」と題して分野ごとに50年後を紹介しているのですが、特に面白かった「オフィス」についてそのまま抜粋。

 

「会社内の業務は完全にオートメーション化され、ボタン一つですべてが操作できるようになる。会社は、24時間業務を続けるが、人間の働く時間は1日4時間に短縮される。肉体労働がまったく姿を消し、人間は電子ビジネス装置でいつもメカニズムと技術と革新に囲まれる。通勤も伸縮自在の高速通勤列車出現によって、通勤ラッシュは解消される」。

 

以上です。素敵ですね、1日4時間勤務。怖いですね、伸縮自在の高速通勤列車。残念ながら「まったく」と言い切っている肉体労働は未だ存在しています。

 

「50年前のあなた」に言いたいです。「夢みすぎ!!」と。

 

次回は「住宅」に関する「50年後のあなた」をお伝えしたいと思います。

 

(2022年木族8月号より)

思い出の地 どうか今のままで

その日ぐらし

ゴールデンウイークが明けて間もない5月中旬、お休みを頂き北海道へ行ってきました。大洗港からサンフラワーに乗り苫小牧へ、美瑛を経由して北見、知床、釧路へと、道東を堪能してきました。

 

釧路には幼少の頃住んでおり、おぼろげな記憶を辿りながら故郷に立ち寄ることに。当時住んでいた古いコーポ。とっくに建替えられていてもおかしくないのに、新興住宅に囲まれながらそこだけ時が止まったかの如く変わらぬ姿で残っていました。前の広場で友達とかまくらを作ったこと。冬は水を張ってスケートリンクになる向かいの小学校の校庭で、スケートというより這いずり回ったこと。隣の牧場から道産子が逃げて大騒ぎになったこと。当時の記憶がリアルに蘇りました。

 

たまたま出てこられた現在の住人の方に話しかけてみたところ、来月には知り合いが越してきて空室が埋まるとの事。「私らがいる限りきっとここは壊されないよ」の言葉にものすごく安堵しました。次いつ来られるか分からないけど、どうかその時も、今の姿のまま残っていてくれたらと思います。

 

(「木族」2022年6月号より)

20代前半で住まいづくりを想う

その日ぐらし

先日甥っ子から「俺な、家建てるとしたら平屋がええねんけどどう思う?」と聞かれました。「逆になんで平屋なん?」と聞くと「将来足腰弱ってもしんどくないやん」とのこと。

 

「でも平屋って同じ面積の2階建てに比べたら基礎や屋根が増える分コストが高くなるし、それなりの敷地も必要だよ」と現実的な返しをしたら「あ、そうか」と深々と考え込み・・・。

 

「え、家建てるん?」と聞くと「いやいや建てへんよ、せやけどいつか建てたいし、そのこと踏まえて今から貯金してかなあかんやん」とのこと。

 

まだ20代前半の彼、彼の母である義妹にそのことを伝えると「そうやねん、あの子何歳に結婚して何歳に子供生まれて何歳に家建ててってリアルな人生計画立ててるんよ」と・・・。

 

さて20代前半、あなたは何を考えていましたか?かくいう私はただ働いて、ただ寝て、ただ生きていました。この差はきっとデカいことでしょう。彼の将来が楽しみです。

 

(「木族」2022年4月号より)

いつまで続くかこの気遣い

その日ぐらし

自宅をプチリフォームしてから、もうすぐ2カ月になろうとしています。おかげさまで床に寝そべる時間も増え、二次元生活を堪能しています。まだまだ汚れや傷にセンシティブなお年頃。壁に画びょうのあとが付けばホームセンターに走り、床の傷が気になればアイロンをかけております(スチームで傷が目立たなくなるためです。決して気が触れた訳ではありません。あと、ちょっと焦げました)

 

床板のメンテナンスは、通常半年から1年に1回くらいのペースでワックスがけをお薦めしているのですが、我が家は犬(のせいにしたい)がいるため、早くも床の汚れが目立ち始めました。

 

早速ワックスを購入し、拭いてみると布巾は真っ黒に…。それと同時に桧の良い香りが…。癒し効果の恐ろしさでしょうか、気が付けば小一時間、黙々と床を拭き続けておりました。以前のカラーフロアと違って、表面に拭きムラが出ないのも良いところ。普段結果が出せない私にも簡単に結果を与えてくれます。

 

さて、一体あとどれくらいこの気遣いが続くでしょう。自虐的予想では、あと半年持てば良いなと思います。

 

(「木族」2022年2月号より)

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