セミナー・見学会

TOP > 国産材コラム > 家具も年月を感じさせ

国産材コラム

家具も年月を感じさせ

えんがわ

我が家は中古住宅を購入し1993年頃にリフォームした後、結婚するまで主人が暫く1人で住んでいたこともあり、新婚当時は何もかもがきれいで新築のようでした。

 

あれから26年、3人の子育てを終えた住まいは、あちこちにその年月を感じさせる傷みや不具合がでています。長男が殴って破れた壁や浴室の鏡、何をぶつけたのかわからない破れた襖。真っ白だったクロスも所々剥がれはじめ、茶色いシミが目立ち薄茶色にくすんできています。

 

傷んできたのは家具も同じで、テーブルとイスもウレタン塗膜がはげ、椅子の座面が数年前から破れはじめ、とうとう下のクッション生地が表に出た状態に。椅子用の座布団を敷きここ数年はしのいできましたが、そろそろそれも限界?

 

重い腰をあげ、座面の裏側を覗き製作した会社名らしき横文字を頼りにネットで検索すると、飛騨高山の会社のものだとわかりました。広島で家具屋を営む主人の親戚に勧められた何点かの中から選んだので、どこの家具かも知らずに使っていました。

 

谷町六丁目のショールームで特売会が開催される事を知り、娘と一緒にショールームへ。同じ素材は取り扱いが終了していた為、娘の提案で深緑色からベージュ色に思い切って変え、張り替えを依頼しました。座面だけを飛騨の工場に送るため、完成し送られてくるのは40日後。想像していたより手間賃が安くほっとしたのと同時に、もっと早くに行動すればよかったな~とちょっと後悔。来年はハゲハゲのテーブルを美しくしたいと思います。

 

(2022年木族10月号より)

(C) 2017 NPO法人国産材住宅推進協会 All Rights Reserved.