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国産材コラム

家族の気配を感じたい

暮し方上手

「自分の部屋、欲しいんやけど」16歳の息子からボソッとつぶやかれました。話を聞くと、リビングにいて何か嫌なことがあったわけでなく、一人っきりになれる空間がただ欲しいとのこと。

 

まあ思春期なので当たり前の事かと思いますが、未だ欲しがったことのない18歳の娘(姉)にも聞いてみると、娘は全然今のままでいいらしく、小学校入学時に机だけ用意をして、2階にふたりそれぞれのコーナーを作っていて、集中して勉強をする時のみ座っていますが、ほとんどリビングで宿題をしたり音楽を聴いたり好きなようにしています。そして寝るのは未だ一部屋に家族4人川の字ですが、娘は一人で寝るほうが不安だそうです。姉弟でも考え方が違うものです。

 

我が家は延べ床21坪の小さな家なので、現在納戸にしている部屋に置いているモノを片づけないと息子の部屋の確保ができませんし、婚礼家具を置いているので耐震対策もしないといけませんが、学年が変わらないまでに子供部屋にする予定です。

 

小さい家を広く使いたくて間仕切りを極力無くしているので、家族の気配を感じる暮らしに慣れていて、息子の部屋のドアも個室とはいえ開けっ放しになりそうです。

 

最近の新築は、屋根・外壁・床下に断熱材をしっかり入れて、トイレや浴室を除いて家の中は細かく部屋を割るのではなく、家具で仕切ったり、壁もランマ(建具上)は壁が無い状態にすることが多いです。

 

ひとつの空間にするのが温熱環境では理想的で、建具も少なくなりコストカットにもなります。部屋を仕切らないので、家族の気配を感じられるのが良いとするか、プライバシーがないと感じるかは難しいところですが、主寝室や子供部屋の考え方も変わってきていると思います。

 

(「木族」2020年2月号より)

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