TOP > 国産材コラム > 丁寧な設計でローコストが可能になる
ここ数年の物価の上昇は建築業界にも大きく影響しています。現状、価格改定の通知が各メーカーから一通り届ききった所で、ここ数年で家一軒5~10%程度は価格が上がっている印象です。
その一方で、制度の改正や政府の方針により、断熱や空調設備に関わる費用の割合は今後さらに増して行きます。あまりにも低かった日本の住宅の基本性能が上がる事は望ましいのですが、断熱や空調設備のコストアップは避けられそうにありません。
じゃあどんどん家の値段も上がるし、マイホームは難しいなぁ~と諦めるのはまだ早い。わざわざ高額な空調システムやオプションを付加することもなく、温熱環境を含めた丁寧な設計を行うことで、コストを抑えて住みよい家ができるのは間違いありません。
昨年竣工した新築にはZEH性能で坪80万円台(設備もすべて込みですよ!)だったり、DIYを生かした創意工夫で1000万円台でフルリノベを実現したりと、改めて家づくりは創意工夫だなと感じています。
おかげさまでコストを抑えるノウハウも、安くても丈夫で長持ちな建材も、DIYを活用したコストダウン等経験を積むことができました。
価値あるローコストな家づくりをもう一度考え直したいと思います。
ただ安い材料を使って作るのではありません。国産材の丈夫な構造、木の温もりはそのままに、シンプルで無駄のない間取り。内装や設備についても一緒にコストを考え価格を抑える。知恵を絞り同じ方向を向いて価値あるローコストな家づくりを目指そうとお考えの方、是非お声がけください。
4月22日(土)セミナーもあるよ!
(2023年木族2月号より)