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国産材コラム

便利なようで改良が必要な設備

暮らし方上手

七草粥が過ぎた頃、夕食後に重い腰を上げて食器洗いに取り掛かりました。お湯を流し始めると、排水が流れなくなり溜まり始め・・・嫌な予感。

 

改装して2年目に同じ事があり、その時の原因は排水口のゴミ取りカゴの目が粗すぎて、排水トラップ(匂いや虫が上がらないように水が溜まるところ)に細かなゴミが流れていたためで、夫が文句を言いながらも排水トラップにある点検口からゴミを掻き出してくれて解決。ゴミ取りカゴの目を細かなものに変えて約5年、排水には気を付けていたのに、また詰まってしまいました。

 

もう夜9時。外の排水口が詰まっていないか確認すると問題無し。食洗機を使っても大丈夫。となるとまた同じ部分の詰まりのようです。

 

点検口2つを使って有り合わせの細いブラシで掃除しても届く範囲は問題がなさそうなので、多めの過炭酸ナトリウムとお湯を流すと面白い位ブクブクと泡立ち、これは効きそう!と思いきや、何度やっても一向に排水は通りません。真夜中、気力も尽きて、水を溜めたまま就寝しました。

 

朝すぐにホームセンターでカップと排水管を掃除する長いブラシ、そしてパイプクリーナーを購入。まずはラバーカップを使いましたが、効果無し。長いブラシも肝心なところには入らず断念。残るはパイプクリーナー。ボトル裏の成分表では何だか環境に良くない成分だが、そんな事は言ってられない。ボトル半分を注ぎ、30分放置して水を流したら、なんと滞りなく流れる!これまでの苦労はなんだったのか・・・。

 

改装前13年間使用した古いキッチンの排水口は、細長い深いカゴの下にお椀型のトラップがあり、日々の掃除はしにくいですが、排水が詰まることは無かった。最近のシステムキッチンで使われる排水口は掃除がしやすくても、排水トラップ部分は詰まりやすい構造に思えます。是非とも改良してほしいものです。

 

(2023年木族2月号より)

 

 

 

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