行きたい所があるんです、とスタッフYさんから誘われ千葉へ出かけてきました。
千葉県市原市を拠点とする小湊鐡道に乗って終着駅にある黒湯温泉に泊まりたい、というのです。
昭和レトロが大好きなYさんと、温泉に目がない私のどちらの希望も叶えたコース内容ですぐに意気投合。宿を手配し、交通手段を調べ、時間や経費的にも飛行機を使っていくのがお得とわかり、私は18年ぶりに空の旅を味わうことが出来ました。
子どもが小さい頃のおでかけは、荷物も増えるし途中で寝てしまう事が多く、ほとんどが車でした。主人の伯父が住む鹿児島に、2歳の娘を膝の上に乗せ義母と共に帰省したフライトが最後で、神戸空港も迎えに行くことはあっても搭乗するのは初めて。ましてや友人との旅行で飛行機に乗るのは独身の頃以来です。人一倍ワクワクしていたことを多分Yさんは知らないでしょう。
ローカル線の小湊鐡道はガタゴト走り、気持ちのいい風を感じつつ田園風景をぼーっと眺めとても癒される時間でした。黒湯温泉は少し肌にまとわりつくような湯ですべすべになり、もう一度訪れたい宿の一つになりました。
Yさんが1年続けた断酒を解禁されたお陰で、2年ぶりに叶った旅行。お酒の復活おめでとう、待ってたよ~!
(2022年木族12月号より)