国産材のあれこれ

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国産材のあれこれ

2.国産材はなぜ使われないのか

先にも述べましたが、高いというイメージが定着していることが挙げられます。
外材は平坦な地で育っていることが多く、素直で加工しやすいのですが、国産材は急峻な山で育つため木に曲がりなどの癖があり、加工技術を要します。
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また、外材は大径木から何本もの柱材を木取りするため辺材が多く、乾燥しやすいのですが、国産材は基本的に柱林業と呼ばれ、1本の木の直径から1本の柱を採れるように育てています。
その為、心持ち材が多く、木の中心部分と外周部分の乾燥比率が違うため、乾燥していく過程でひび割れや反りが発生します。



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ハウスメーカーや工務店もクレームを嫌い、素直でヒビや割れが生じにくい外材に頼りました。
高度成長期から現在に至るまで、外材を使った家造りが行われ続けたことで、大工・職人も国産材を使うことを疎んじてしまったのです。

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