国産材のあれこれ

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6.木材の乾燥はなぜ必要か

 

山から伐り出したばかりの木材は、多量の水を含んでいます。

伐採の時期や樹種によっても違いますが、スギは乾燥重量の2倍近くの水分を含んでいる場合もあるようです。

特に生長をとめている心材部分に水分を多く含み、結合水として細胞内膣の中に存在します。辺材部分の自由水は乾燥しやすいのですが、結合水はなかなか抜けません。

 

ヒノキも心材に30%前後の水分を含みますが、比較的乾燥し易いようです。

木材を生材(グリーン材)のまま使えば、乾燥していく過程で収縮がおき、寸法の狂いや割れを招きます。

 

よくボルトの緩み等が問題になりますが、これも乾燥が招いた結果です。

適度に乾燥することで(15%以下)腐朽菌の発生がおさえられます。

かといって乾燥のしすぎも木材にとって好ましいことではありません。

 

今度は空気中の水分を吸い込んで寸法の狂いが生じるからです。

そればかりでなく乾燥することで木材の強度が増すことも立証されています。

乾燥技術も進んでいますが、高温や高圧をかけ短時間で乾燥させた材は内部割れをするものもあり、強度が落ちるため注意が必要です。

ちなみに協会では中低温乾燥を心がけています。

 

P1060840

高温乾燥で内部割れを起こしたスギ

 

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(内部割れの現状、小口の割れが内部まで続いている)

 

天然乾燥か、機械乾燥かといった議論がなされていますが、いずれにせよ木に伺いをたてながら、過度になりすぎず、大切に扱っていただきたいものです。

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