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国産材コラム

「ゼロか100」でなくても

暮らし方上手

寒い季節です。体調を崩されていませんか?次の冬には少しでも暖かくすごせる住まいにしたい・・・と思っていらっしゃるのでは。

 

昨年は、我が家のプチリノベーションの体験談を綴ってきました。その続きになります。今まさにこの冬の寒さの中、特にお風呂場の暖かさは去年と全然違い、もっと早くリノベーションすれば良かったと実感しています。

 

以前は、お風呂の蓋を開けて蒸気で室内を暖かくしてから浴室に入っても、床の冷たいタイルに震えながら、浴槽のお湯をすぐさま床に流していました。そして温まった身体で浴室から出ると寒いので、浴室で身体をバスタオルで拭いて洗面所で素早く着替えてました。

 

材質感はあまり好きではありませんが、暖かい浴室にするにはユニットバスにするのが一番効果的です。どうしてもユニットバスが嫌な方は、床を浴室用コルクタイルに換えるだけでも違います。

 

洗面脱衣室が狭く、暖房器具も置けませんでしたが、少し広くしたので、小さなセンサー付温風暖房機が置けるようになり、更に快適になりました。

 

北側の壁や床に部分断熱を施したキッチンや洗面所・トイレあたりは、朝、無暖房時に立っても寒さが違います。特に足元からくるシンシンとした寒さがありませんし、壁からも一切寒さを感じることがありません。窓の断熱改修は予算の都合でできなかったので、申し訳程度の安価なハニカムブラインドや手作り内窓で凌いでいますが、それを挟んだ窓側と室内側の温度差も大きいです。

 

断熱改修は、ゼロか100ではなく、できるところから始めてもいいと思います。

 

(「木族」2017年2月号より)

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