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国産材コラム

木製建具のはなし

ごまめの歯ぎしり

既成の建具でなく、建具屋さんによる手づくり建具の

ことですが、皆さん背が高くなったのは分かるんだけど

最近、やたらめったらタッパの高い建具が多いようです

とくに新進気鋭の若い設計やさんが好まれる様で・・

もちろんお施主様のご希望でもあるのですが・・・

その場合、余程素地の良い木材(高価)を使わない限り

反りや捻りが生じ、引き違いの場合は特に建具同士

が擦れて開閉が困難になる率が高いようです。

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そこで建具やさんに聞いてみました。

基本的には2m迄なら、木材の効率もいいのですが

2mを超えると材料にもロスが生じ、結局高いものに

なってしまうとか、又、背を高くするとどうしても木材

の反り狂いが生じ、リスクが高くなるようです。

玄関ドアの背を高くし過ぎると重くなり、蝶番に負担

がかかり過ぎることもあるようです。

過去の例として、

幅広で背の高いアルミサッシを入れたところ

最初は明るくてよかったんですが、

10数年が経過し、70歳を過ぎた頃から

その重さに泣いた方がおられました。

なにごともほどほどがよろしいようで・・・

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