「安全に、清潔にするため」に片づけや掃除をするのは基本ですが、それぞれのライフステージで事情も様々でしょう。
独身の方は、マイルールだけでできることがメリットですが、自己管理をするのは自分だけなので、全く手をつけなかったり、逆に無理な片付けをしがちになります。
育児中のお母さんは、片づかないのは、ご自分の性格が原因と思われている方が多く、一時的に片づけが出来ない時期に入っていることを自覚されていません。
お子さんが巣立ち、ご夫婦だけ、あるいはひとりになられた方は、残された子どもの「モノ」に囲まれて、どう整理しようか迷いますが、整理しなくても生活ができるので後回しというケースも…。
整理しないといけないとわかっていても、気力・体力が続かないシニア世代は、周りから「捨てたら?」と言われても身を削るような心持ちでふんぎりがつきません。
さて、同じライフステージでも、家の中が片づいていない人がいます。それはなぜでしょうか?
片づいているのは、ライフステージの変化に対応しながら「自分に合った方法」で整理や片づけを実行しているからです。自分に合った自分だけの方法が必ずあります。誰の真似でもなく、自分流でOKなんです。
「できない」と落ち込むより、できる方法を提案してみてくださいね。
(「木族」2013年12月号より)