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国産材コラム

改築後9年経っての不具合

暮らしのお片付け上手, 朴訥の論

今年の春頃に、けたたましいアラーム音がキッチンから聞こえてきました。稼動させていた食洗機の表示がチカチカと点滅しています。使い始めて9年目に入ったところ。

 

インターネットで、扉に書かれている品番と点滅表示で検索すると、「庫内の防水パンに水が漏れている」との事。すぐにメーカーの修理に連絡し予約したのですが、もしや自分で解消できないものかと、また検索をかけました。すると同じ事を考えている人がいて、その書込みの解説を見ながら、私もドライバー片手に進めると防水パンの水を排水することができ、1日程乾燥させると点滅も消え、使える事になりました。しかし、再び稼動させたら、排水の時にアラームがなったので潔くあきらめました。結局、庫内の排水ホースが破れていました。

 

修理の日、どのように修理されるか、職人さんに嫌がられるかなぁと思いつつ、じっと横で見ていたら、

「同じ事をしようとしないでくださいね。故障のもとですから。」と釘をさされました。

 

そして先日、システムキッチンの排水がとうとう、ほとんど流れなくなりました。数年前にも詰まって困り、アルカリの洗剤を使って対処と予防もしていのに、もうどうにもなりません。思いきってキッチン下のトラップ全部を取り外して確認をしたら、トラップ下のジャバラホース部分内部が白い固形の油がびっしりで、竹串の太さぐらいの水しか通らない状態でした。

 

庭にて、トラップ一式にできるだけの水圧をかけて洗浄をして、スッキリ解決です。純石鹸を使うので、仕方ないトラブルで、ジャバラ配管ではできませんが、定期的に実施されるマンションの高圧洗浄がうらやましいです。改装して9年経つと色々と不具合がでてくるものですね。

 

(建築士・ライフオーガナイザー=細江由理子)

~2025年木族8月号より~

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