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国産材コラム

管理できる量を知ることから

暮らし方上手

とても過ごしやすい季節になりました。大掃除といういうと年末ですが、昔はこの季節にする習慣があったそうです。身体を動かしても心地よい時期なので理にかなっていると思います。

 

最近住まいづくりの打合わせをしていて、お一人お一人が必要と感じる部屋の広さが違うことを実感します。育ってきた住まいの影響も大きいですが、持っておられるモノの量によっても違うようです。

 

お洋服や靴、本、調理器具等が好きな方は、それを収納する空間も必要なので広さを望まれますし、方丈記さながら手の届くところに必要なモノさえあれば充分という方もいらっしゃいます。モノが多い方ほどお片付けが苦手な傾向はありますが、案外モノが少ない方も片付けが苦手なのでとお聞きします。

 

実は私も片付けが苦手だからこそモノを減らすよう心がけています。(「捨てる」ではありません!)お片付けが苦手な人にもできるようになる見本(?)です。部屋の広さやモノの多少はそれぞれでOKです。自分で管理できる範囲の量なのかということが一番大切で、それを把握した上の広さでしたら、モノに振り回されることもなく、快適な住まいになること間違いなしです。管理できる量を知ることから始めてみて下さい。

 

(「木族」2014年6月号より)

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