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国産材コラム

安心につながる施工者の人柄

暮らし方上手

5月の退院後、私のホームページのお問い合わせに嬉しいメールが。「家の一部のリフォームで、片付けについてのアドバイスも含めて相談したい。」とのこと。伺うと、とてもすっきりと暮らされていて片付け上手な方。利き脳診断でも、きっちりしないと気がおさまらないタイプ、でもどうしても解決できない部分のご相談でした。

 

収納でとても大切になるのが、置くモノと奥行きとの関係です。最近ベッドを使う方も多く、冬の掛布団が仕舞える奥行きの深い押入は家の中で1ヵ所あれば間に合います。ご主人のお部屋の収納部分の奥行きをお洋服が入る寸法に減らしてお部屋を広げ、床は杉フローリングを増し貼りし、収納部分の壁・天井も杉材に。

 

玄関、LDK は最初の改装時に屋根形状に沿った高い天井で仕上げられ、とても解放的なのですが、照明器具が天井埋め込みで電球を替えるのに一苦労。クロス張替え工事前に照明器具を壁付けに配線変更し、メンテナンスをしやすくしました。

 

和室の戸襖も、「細江さんのブログにあった、あの襖みたいなのにしたいです!」と5年前の改装例の話になり、しっかりとブログを見て頂いていることに驚きましたが、その例に負けず劣らずとても素敵な戸襖になりました(私のブログに今回の改装の写真を載せます)。

 

前回は(株)建築士事務所民家での施工。「スタッフ、業者さんのお人柄もよく、連携もとても良くて。今回もお願いします」とリクエスト頂きました。食にこだわる時に、生産者さんの顔や人となりを知ることが安心に繋がるのと同じように、住まいづくりでもどんな人が携わっているかを知っているだけで、設計の私も同じく安心してお願いできます。

 

住みながらの二期に分けた工事も終わったあと「施工の方々にも良くして頂き、プランニングでの女子トークもたくさんの気付きがあって、とても楽しく百点満点でした!」と嬉しいお言葉を頂きました。

 

(2022年木族12月号より)

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