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平成26年11月29日(土)今井町古民家体験見聞ツアー

見学ツアー

11月末の土曜日に、奈良県橿原市の今井町を訪ねるミニツアーを開催しました。

当日はあいにくのお天気で雨が降ったりやんだりでしたが、

10名のお客様にご参加いただきました。

 

今井町は現在も500軒もの町屋が連なり、町全体が江戸時代の姿を残しています。

今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」をまずは訪ね、今井町の歴史を詳しく

勉強させていただきました。

 

センターの方に説明をうかがった後は、映像シアターや展示コーナーを

見てまわりました。10分の1に再現された音村家の模型は細部にまでリアルに

造られていて、すばらしいものでした。

華甍を観た後は現在、リノベーション工事を行っている現場の見学に向かいました。

内部を解体中の現場に足を踏み入れると、2階から天井まで見渡せる状態でした。

作業中の大工さんから、解体後の土台、柱、梁の補強の作業などについて

説明していただきました。

見学会に合わせてお施主さまもお越しくださり、みなさまにおいしいコーヒーを

御馳走してくださいました。

(完成後、こちらで「コーヒー焙煎」の工房を開かれます。)

 

 

昼食を各自で済ませた午後からは、今井町で一番の見所の今西家を訪ねました。

今西家は、惣年寄の筆頭で、領主、代官の町方支配の一翼を担い、自治権が

委ねられていました。

ちょうどみなさまが立っておられるところが広い土間になっていて、こちらで「お白洲」が

開かれていたとか。

 

小さな入口が一つあるだけの2階の小部屋は、罪人を白状させるための

燻し小屋として使われていたそうです。

広い土間に柱が1本もないのですが、この3本の大きな梁によって

建物を支えているそうです。

 

今西家の次に旧米谷家を訪ねました。

旧米谷家は今井町では珍しい広い土間、煙返しなど、農家風民家の

イメージが強い建物だそうです。

こちらで、ツアーは終了とし解散とさせていただきました。

みなさまお疲れ様でした。

古民家のリノベーション工事が完成するのは2月になりますが、

見学会の際にはぜひ、また今井町をお訪ねください。

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