TOP > イベントレポート > 平成25年1月24日(木)綾部日帰りバスツアー「木材競り市とグンゼ博物苑」
1月の第3木曜日の24日に、京都府綾部市の
丹州木材市場にて行われる競り市の見学ツアーを
行いました。
競り市は今年から月に2回、第1と第3の木曜日に
開催されることになったそうです。
京都丹州木材市場 ↓
http://www.eonet.ne.jp/~kyototansyuu/koyomi/index.html
通常でしたら、土曜日に行くことがほとんどですが、
そんな競りの様子を体験見学させていただくために
平日のツアーとなりました。
参加者8名、スタッフ3名にて、朝7時30分に
協会前を出発しました。
途中道に迷い到着が30分遅れるというアクシデントに
見舞われ、着いた頃にはもうすでに競りが始まっていました。
㈱いとうの専務、伊東和哉さんに案内していただきました。
広い敷地に所狭しと材が山積みされていました。
木材6000本、約800㎥(立方メートル)。
競り子さんが、1本または1山の㎥単価を独特な口調で
競っていきます。買い手は、すかさず指を動かし買値を
伝えます。いつも買い付けに来られる方だと、だいたい
材をみてこの人が買うだろうな~とわかるそうです。
競り子が鉦(かね)を鳴らせば、落札です。
材はすべてコンピューターで管理され、材種や量などが
記入された紙が貼りつけられており、落札されると
すぐに落札した方の登録番号と落札金額を書きこんで、
市の後にコンピューターに入力され、後日現金にて
取引きされるそうです。(基本、現金のみだそうです。)
途中、缶コーヒーの差し入れをされ、私達にも頂戴しました。
市の終わりには、暖かい食事を買い手のみなさんに振る舞われるそうです。
伊東さんの楽しいお話や説明などを聞きながら
初めての競り体験に一同食い入るように観察していました。
あっという間に時間が来てしまい、名残惜しくも
市場を後にすることに・・・
市場のみなさん、ありがとうございました!
バスを20分ほど走らせ、昼食へ。
綾部市内を流れる由良川沿いにたつ、丹波茶屋ゆらりさんに
お邪魔し、花かご御膳をいただきました。
これに、天ぷら、ご飯、味噌汁、香物がついていました。
久しぶりに京料理をいただき、由良川の景色を眺めながら
楽しいひとときを過ごしました。
昼食の後は、ゆらりさんから10分程の市街地にある
グンゼ博物苑に向かいました。
グンゼ博物苑 ↓
http://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/index.html
道路を挟んで、記念館と博物苑があります。
記念館は昔本社事務所として使っていた建物らしく、大きな金庫や
取引きされていた窓口のようなものが残されていました。
2階には、当時の蚕から糸を紡ぐ機械や創始者
波多野鶴吉さんの銅像などが展示されていました。
グンゼは「郡是」と書くそうで、
「郡」=京都府何鹿郡(現在の綾部市)
「是」=方針、進むべき道
という意味があるそうです。
波多野さんの考えで人格を育てるのは、
「あいさつ」「おそうじ」「靴を揃える」の三つである。
と書かれていたのがとても印象的でした。
気持ちよく暮らし、仕事をする上でとても大切なことだな、
と感じました。
博物館では、昔の蔵を使い、養蚕農家の復元模型や
生糸をつくる機械や工程、またグンゼの製品や技術を
歴史とともに紹介していました。
グンゼって、下着や衣類だけなのかと思っていましたが、
プラスティックフィルムやタッチパネル製品など、幅広く
事業展開されていて、なかでも人口皮膚なども研究開発
されているのには、びっくりしました。
案内をしてくださったグンゼ総務部のAさん、
笑顔が素敵で、お話上手で、1時間半ほど
ずっと館内を案内していただいたのですが、
㈱グンゼの今日までの歴史を知ることができ、
また時代の移り変わりなどもとてもよくわかりました。
ほんとうにあっという間の一日で、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。
また、ツアーの実施のために、友人に誘われ
参加頂いたお客様、ご協力頂きました皆様、
本当にありがとうございました。