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2010.08.02
陣中見舞いは「ダカラ」に限る
外に出た瞬間、汗が噴き出しそうな昼下がり
西宮の現場にでかけました。
思った以上に手間取った解体が終わり
3本の梁の差し替えも完了し
ようやく、耐震の合板の取り付けが始まっていました。
間仕切りを外せば、かくも明るくなるもんかと
部屋数ばかりが多かった以前の住まいに
時代の流れを感じます。
室内の壁は竹小舞に土壁ですが
外壁は小幅板に防水紙を張り、
その上にメタルラスを打ちつけ
モルタル塗りになってました。
なんかケッタイ(大阪弁で変だという意味)
外気温から内部を守るため
普通は、外壁を土壁仕上げにします。
内部は予算の都合と時間の都合により
(内部も土壁にすると乾燥させる時間がかかる)
土壁にしない場合があります。
当時は、理屈が分かっていない大工さんもいたようで
筋交いを全部同じ方向に入れている現場を
時々見かけました。
丁度ユニットバスの据付もしていました。
この時期、
冷たい飲み物なしで現場を訪問しようもんなら
皮肉の攻撃にあいます
「手土産もなしですんません!」
「何のおかまいもしませんで」
てな具合です。
そんな風ダカラ
差し入れの定番は、ダカラです
まるで
砂糖水にたかるカブトムシ状態ですが
自称、男前を誇る
奴らを前に、間違っても申せません。
次はスイカでいきますか。



