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2021.04.21
国産材さん、何とかなりませんか。
10年前に一度、住宅相談を受けた方から
電話がありました。
息子さんが2世帯住宅を建てるというので
地元のビルダーさんと工事契約をするところまで進んでいるようです。
最初は
在来工法でも、2×4工法でも建てられるということでした
ところが在来工法は高くつくのでやめた方が良いと言われ
それでも在来工法をと望めば
木材が品薄で
まして国産材は高くて手に入らない、と断られたそうです。
家は国産材の在来工法でと決めていたので
国産材住宅推進協会なら何とかならないかという、問い合わせでした。
出来れば当協会の口利きで
そのビルダーさんに国産材を分けてもらえないか
という依頼でした。
現在の木材事情は
中国やアメリカの住宅需要の拡大と
コンテナ不足による流通の遅延なども関係し
圧倒的な木材の品薄により価格が高騰
日本の林産地への買いあさりなど
国産材にも波及している
木材は難儀なもので
どっと買いに来られても、
山林就労者が不足している今、急峻な山からホイホイ出せるものではない。
どこの工務店さんも
取引している仕入れ先があり、
日頃使い慣れなれている木材がある筈です。
先の方にはそのビルダーさんで施工するのであれば
得意とする工法で施工することをお勧めしました。
電話の向こうから、深いため息がもれたのですが・・・。





