magazine
2008.11.07
空振りの日
垂水の現場に
階段が架かったかと
訪ねたのですが、
「今、材料が入ったとこや」
と、大工さんが憮然としています。
ここんとこの材料の遅れが・・・
気にいらないのか?
左官屋さんが
基礎の立ち上がりに
モルタルを塗っていました。
内部は
今が一番仕事の進み具合が
見えてこない時期です。
浴室は防水をし
ハーフユニットを据付るばっかりに
なっていました。
以前、地方の見学会で、
縮れ麺のラーメン鉢を
ひっくり返したような
配線を見たことがあるのですが、
数え切れないほどの電気の配線が
丁寧にまとめられていました。
何の仕事であれ、
仕事は美しいが一番です。
外部はこれから
防水シートの上に
ナミラスを張って
下地用そとん壁の上に
仕上げ用そとん壁を塗ります。
帰りに
今週から始まった
渦が森の改装現場へ
それにしても「渦が森」
名前どおりで
くるくると目が回るほどの
坂道がつづきます。
下界との
温度差があるのか
街路樹の紅葉が美しい。
やっと辿り着いた現場は
土間の不陸を均し終えたか
職人さんは帰った後でした。
見事、空振り
ま、ま、こんな日もあるのです。




