magazine
2015.07.29
初めての朝茶事
16年前に新築されたK邸 (施工・建築士事務所民家)
で開かれるお茶事に出席しました。
(前にお庭とガレージがあります)
10年ほど前にここのお茶事を習っていたのですが
今回は久々の参加です
今回は夏の早朝(5時頃から)にひらかれるという
「朝茶事」だそうで、精進料理 (魚・鳥・肉などの食材は不可) が出されます
どこの庭園でおこなっているのか、と思いませんか
ここで手を洗い、身を清めます
実は玄関前の8畳程度のコンパクトなお庭です
ところが何時お伺いしても四季を感じさせる草花が咲き、
大好きな場所です
お濃茶やお薄をいただく前の懐石料理が出されます
すべて手作りです

いまは殆ど見かけなくなったキセルと煙草盆です
なんとも粋です
ツルつきのお茶入れですが、ナント! あの皇女和宮お手製のものだそうです
お茶事は珍しいお道具を拝見するのも
大きな楽しみです
二階はお料理教室が出来るくらいのキッチン・リビングになっています
上り梁の天井が広がり、梁構造が美しくええ色をつけていました
茶室入口の襖の取っ手は、お施主さんが骨董市で集められたものです
明治・大正時代のものでしょうか、いい仕事をしています
(草花は正直です、つぼみのままでした)
床の間に飾られたトケイソウです
実は昼下がりですが、早朝をイメージして灯りをつけないでお茶事をしています
日常生活を雑に送っているお茶漬けさんには
至福の時間でした
Kさまありがとうございました。
今後共、どうぞよろしゅうに






