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2015.06.30
やっぱり風通し命
6月に尼崎で2件の完成見学会をさせていただきました。
(潮江の家)
梅雨のジメジメ感を、カラり感に変える
杉や塗り壁の働きを体感していただこうと企画したものです。
武庫之荘の見学会時には前日の雨がやみ、
むわぁとした状態で、午後から気温上昇が想定されました。
朝一番に、
吹付け断熱の担当の方からメールが届きました
(武庫之荘の家)
高気密高断熱の場合、
見学会の始まる前にクーラーをつけておいてください。
気密性をあげているので、室内の温度が上がることが想定されますので・・・・・
という行き届いた心配りのメールでした。
困ったなぁ、
2件ともクーラー設置はお施主さん側ですることになり
まだ設置されていませんでした。
(ヒノキの香りが立ち、炭化コルクの床が肌にやさしい。
ただし、換気の窓に高低差をとり2か所とし、風の流れを考える)
(路地風が通り、涼しい地窓は優れもの)
ところがところが
常日頃から風通しと、陽当りを優先する設計を心がけており
2件とも、一歩家に入れば良い風が心地よく通り、
室内は蔵の中のようにヒンヤリしています。
みなさんに、
杉の床板にぺたりと座っていただき、
その感覚を味わっていただきました。
高気密高断熱だけで快適は得られません
忘れてならないのは、日照と風通しでした






