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2015.02.12

これは困った!

2月6日から尼崎(築40年程)の解体工事が始まっています前面道路2DSC00018.jpg

(柱時計は新しいお住まいにかけられることでしょう)

子供のころから慣れ親しんだ家を解体することは
一抹の寂しさを伴うものです。
建物に感謝をし、作業に取り掛かりたいものです。DSC00097.jpg

廃材搬出のトラックがギリギリ通ることができたので
手ごわしは免れたようです。
近隣にできるだけ迷惑が掛からないように
水を撒きながら解体作業をすすめます。DSC00088.jpg

壊しながらサッシ、木材、鉄類など分別し搬出します。

1週間ほどですべての解体は終わりそうですが、
基礎の解体作業中に、地中埋設物があるとの連絡が入りました。P1070740.jpg

大方の解体は終わっていたのですが
ほぼ敷地全体にコンクリートが打たれているとのことP1070744_2015021216552664f.jpg

ユンボで起こそうと試みたようで、ゴジラのような爪痕が残っていました。
全て漉き取った後で、残されたコンクリートの厚みを計ることに

残念ながら、
頑丈なコンクリートだから、
その上に新しい基礎を打てば良いという訳にはいきません。
埋設物は取り払い、新たに地耐力を計ったうえで
地盤補強が必要であれば、それに見合った補強工事が必要になります。

残されたコンクリートの厚みが分かり次第
どんな補強をするかを検討し、施工することに

平成12年4月に施行された品確法の関連で
まもりすまい保険の加入が義務化され
地盤調査をし、軟弱地盤は補強することを義務付けています
阪神間にあっては軟弱地盤が多く
殆どの敷地で鋼管やコンクリートの支持杭が土中に打ち込まれています。

問題は現在の家を建て替えるとき、
殆どの敷地に地中埋設物として補強杭が存在することです
これを取り除くとなると、高額費用が発生します
その負担はまたしてもお施主さんに・・・・・

法改正はいいですが
いつかはそうなることを視野に入れた取り組みを
して欲しいものです

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