magazine
2011.06.17
顔を出した松丸太
2年前に建てた木造3階建てのお施主様から
「1階天井裏に隠れている赤松の丸太梁を現しにできませんか」
というご相談をいただきました。
(棟上の最中に見える末口40センチの松丸太)
建築して1年後に亡くなられたおばあちゃんのお部屋が空き
ご主人がそこを書斎に使いたいということと、
リビングの隅のクロスに隙が出ているのが気になり、
生前おばあちゃんが「松梁を隠すのは勿体無い」と
話されていたことが思い出され
おばあちゃんが梁を出すことを望まれているようで・・・・
ということでした。
あまり予算をかけずに梁を見せるには
リビングの天井をめくり、
梁がどのように見えるか心配ではあったのですが
おばあちゃんの想いも叶えたくて
二階の床下地の構造用合板(法規で義務付け)を隠すため
ブラスターボードを張り、
そよ風(竹炭とゼオライト入り塗壁)で仕上げました。
夜になれば中の影が映るというキッチンの地窓に
ヒノキの面格子を取りつけ仕上がりです。
この工事中に、近所の女の子数人(小学生)が
ピンポーンとならし
「まだお家が新しいのに、何をしたはるんですか」
と訊ねたそうな
奥様は対応に目を白黒
はやくも「大阪のおばちゃん」の素質十分です
頼もしいというか・・・なんちゅうか





