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改装で体調も改善した

◆目頭が熱くなる暑中見舞い

昨年の7月にマンションのリフォームの依頼を頂きました。「床を杉の無垢板にし、水廻りを綺麗にしたい」ご要望としてはよくお伺いする内容ですが、奥様が席を外しているタイミングで、ご主人の方からその真意をお聞きした。

「妻の病が重く、元気なうちに綺麗な水廻りと夢だった杉板にリフォームしたい」

少しトーンを落とした言葉に優しさと募る想いが滲んで、打ち合わせメモに留める言葉が見つかりませんでした。これは失敗できないな、なんとか想いに答えなければ、と。

入院と体調の関係で、浴室のリフォームとキッチンの入れ替えと杉板張りの工事は工期を分けて、体調に合わせて進める形になりました。

お引き渡しから丁度1年が経って、先日届いた暑中見舞いのお便りには、仲良く旅行先で撮影した写真と合わせて、近況とその後の暮らしが丁寧に記されていました。

「リフォームしたことで、パワーをもらったような感覚です。お陰様で最近は体調が良く、少なからずリフォーム効果でリビングの空気もキレイで、ストレスなく日常生活できているからと感じています。毎日が森林浴のような環境で、ここまま体調をキープすることが可能だと思います」と嬉しいお言葉。

学生時代に恩師から頂いた「建築で出来るコトとは何か?」の問いに、また一つ素敵な答えを教えて頂きました。パワーをもらったのは私の方です。

暑さを吹き飛ばす最強の暑中見舞い、嬉しいなぁ。

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