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2010.08.07

あかん負けや

100歳を超えるお年寄りの

行方不明者が後を絶ちません。

ほんと日本もケッタイな国に変わり果てたもんです。

5年前に尼崎市で家を建てられた

お宅を訪ねました。

今年はおばあちゃんの初盆です。

昨年12月に100歳のお誕生日を迎えられ

その数日後に老衰で大往生されたそうです。

尼崎市は市長さんが

直々にお祝いに来られたようですが

元来はそうあるべきものでしょう。

職人さんの町でタバコやと雑貨商を営み

90歳を過ぎてもそれが生きがいだと

娘さんが話しておられました。

その娘さんと我が兄弟が、同じ高校の同級生ということもあって

お会いするたびに、昔話に花が咲き

ケラケラと笑い声が事務所を包んだものです。

教師をしておられたのですが

現在は退職され、自宅におられるとか。

お参りに伺いたいとお伝えすると、

電話の向こうで、

「ちょうどええわ、今日、おじゅっさんが(お坊さん)来はるから!」

相変わらずコロコロと笑い声が・・・

どうええのかは、全く分からんのですが・・・

「ひっくり返ってるから、びっくりせんといてな」

に、どうええかが理解できたのであります。

新築後、2年経った夏の日に、

近況報告に事務所に寄られたことがあったんですが

「あんなぁ、去年の夏、縁側でスイカを食べて、

種をプップ、プップ飛ばしてたら

今年、スイカが庭になってたんよ!」

彼女のあっけんからんとした性格が

大好きです。

家の外観は当初となんら変わりなく、

美しく存在してました。

はてさて、

奥の座敷に立派なお仏壇が祭られ

小さなお骨と一緒に

やさしいおばあちゃんの写真が微笑んでいました。

お部屋は寂しさを紛らわす様に

物がサンラ・・やない配置されてました。

ところで自慢のお庭は、いかように・・・

「ヘッヘッ、笑うで」

分かっとりマ

確か造園やさんに入ってもらい

こだわって石や灯篭を置いた筈ですP1120842.jpg

なんなんコレ!

この床下収納の残骸は・・・

「ハッハッハッ、天水桶や、これで結構庭に水が撒けてるんや」

ボウフラわけへんか

「わいとるやろな、この前この草むらで

猫が子を産んでなぁ・・・自然やシゼン」

ついでに中庭は?

「怒りなや」P1120845.jpg

見んほうが幸せやった

また、来ます。つぎは承知せえへんで!

カッカッカッ

陽射しを跳ね返すように豪快に笑った。

彼女 130歳は楽勝やな

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