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2013.04.22
点検・大正初期の家
大正初期に建てられたというお宅に伺いました。
(屋根が波打っていました)
6軒長屋の端に位置する2軒分の家です
1階は以前、町工場だったということもあって
中にあった柱を取り払い
大きな機械を据え付けるため広い場所が確保されており
かなり前に事業をやめ、現在は、
ただただ広いスペースが存在してました。
表通りに面した部分は木造ですが
裏側は後で建て増し、鉄骨造となっています。
鉄骨の部分はまだ補修をして使えそうですが
木造部分は昭和25年に襲ったというジェーン台風の爪痕が
そのまま残されていました。
土壁の剥がれた上まで海水が押し寄せたようです。
間口を確保するため、壁も柱も取り払っている状態で
木造部分の傾きが酷く、耐震リフォームをするにも
かなり費用の嵩むことが懸念され、費用対効果を考えれば
お金ばかりがかかりそうで、工事をお勧めする訳にはいきません。
外壁モルタルの孕みも大きく、何時落下しても不思議ではありません。
1階の力のかかる隅柱に腐朽がみられ、蟻害も想定されます。
するとなれば全ての水回りに手をつける必要がありそうです
建物が大きいだけ費用も嵩みます
長く生活した場所であれば
なおさらご近所とのお付き合いも深く、
自分のことだけを考えて行動するのも考え物です。
とりあえず、もう一度ご家族で良く話し合われて
方向性を決めることをお勧めし、帰ってきました。
見ている分にはいいのですが、古い家を管理していくのは
現実的に難しいものだと、つくづく考えさせられた日でした。
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