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2012.05.15
いかんともしがたく
築32年の中古住宅を
12年前にご両親が購入され
その後を引き継ぎ棲むために
チェックを依頼されました。
42坪という十分な広さで申し分はないのですが
一本も通し柱がなく、二階が完璧に間崩れをおこし、
2階の4本の隅柱がすべて
1階の部屋の真ん中と建具の真ん中に載るという
前代未聞の構造です
いくらなんでも大工さんであればこんな家は建てないはず
おそらくお客さんの要望のままに建てたとしか
考えられない構造でした
外壁塗装やメンテナンスが不十分なこともあって
その負荷が外壁などに影響し、ヒビわれが随所にありました。
キッチンと和室にブルーシートが敷かれ、雨水受けのタライが置かれていました。

どの部屋の床下も、はぐれば下地の合板は湿気で強度を失い
(一見乾いて見えますが、すべてカビです)
床下の土は一面7mm程度のカビで覆われていました。
10年前に増築されたベランダも構造に影響しているようで
防水もシート防水で完璧とは言い難く
そこからも雨水の侵入があると思われます。
どの部屋の開口部も柱間が5Mと広く
そのわりには梁の成が細く、無理があります。
無理なプランと不適切な構造が歪を招いたという一例です。
また基本的にしてはならない
敷地より床下が低いことも湿気の大きな原因です
1年ほど住んでおられないことも
家の傷みを速める結果に
出来るだけ家を残してリフォームすることを進めるのですが
今回は、構造と湿気を正常にするには費用が掛かり過ぎ
減築するにも、費用対効果を考慮すれば
いい結果が望めそうにありません。
残念ですがそのまま結果をお伝えしました。





